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外国人が行きたい国のトップは?

2019年5月11日

【行きたい国のトップは日本!】

“超”大型連休も、過ぎてみればアッという間。
海外に出かけられた方も相当いらっしゃるかと思います。
みなさん、お疲れが出ているのでは?

さて、今回はちょっとうれしい話題。
日本が外国人から「行きたい旅行先」の1位に選ばれたんです。

電通の「ジャパンブランド調査2019」(※)によれば、
今後訪れたい国・地域(複数回答)は次のようになりました。

40%以上:日本(1カ国のみ)
30%以上:アメリカ、オーストラリア、フランス、イギリス、
     イタリア、カナダ、スペイン
20%以上:ドイツ、ギリシャ、オランダ、韓国、
     シンガポール、タイ、香港、中国
10%以上:ロシア、ベトナム、台湾、マレーシア、メキシコ、トルコ、
     インドネシア、ポーランド、インド、フィリピン、サウジアラビア

(※)世界20カ国・地域の中間所得層以上の20歳~59歳、計6,600人を対象に、
   2018年12月から今年1月にかけてネットを通じて実施。
   調査対象国・地域は中国、香港、台湾、韓国、インド、シンガポール、タイ、
   インドネシア、マレーシア、ベトナム、フィリピン、オーストラリア、
   アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、トルコ。

訪日意向(「1年以内に渡航する予定あり」+「日程は未定だがいつか行きたい」)は、
前年調査より微増(76.0%→77.4%)で、上位は香港を筆頭にアジア諸国が占めています。

欧州エリアの国でも訪日意向が高まっていて、

イタリア81.7%(前年比+10.0ポイント)、
イギリスは66.3%(同+4.3ポイント)
フランスは58.7%(同5.4ポイント)
ドイツ54.0%(同+7.7ポイント)
となっています。

2025年の大阪・関西万博については、
「知っている」が約5割、「見に行く予定・見に行きたい」が約4割で、
2020年の東京オリンピック・パラリンピックの後も、
多くの外国人客が訪れることが見込まれます。

アクティビティオリンピック

【反面、訪日の阻害要因は……】

当然ながら、日本に行かないという人もいて、その理由も調査されています。

20カ国・地域全体では以下の通り(複数回答)。

1、旅行費用が高い(47.7%)
2、言葉が不安(31.5%)
3、距離が遠い・行くのに時間がかかる(28.7%)
4、物価が高そう(28.5%)
5、震災(放射能など)の影響が心配(18.7%)

東アジアの国に絞ると、

1、震災(放射能など)の影響が心配(36.8%)
2、地震や豪雨など自然災害が心配(33.5%)
3、旅行費用が高い(29.5%)
4、言葉が不安(29.0%)
5、物価が高そう(25.6%)


「旅行費用が高い」というのはわかりますねえ。

テレビ東京の経済番組で、複眼経済塾塾頭のエミン・ユルマズ氏が、
日本の宿泊施設が一人当たりのチャージであることに苦言を呈していました。
これは高度成長期・バブル期に日本人の短期滞在客を想定したシステムで、
外国人客には合わないそうです。

外国人客は家族連れで長期滞在することが多く、
一人当たりチャージではお金がかかり過ぎるとのこと。
海外では当たり前の部屋単位でのチャージが望ましいと述べていました。
これには番組のコメンテーターも納得していました。

ユルマズ氏は、トルコ出身で、世界生物学オリンピックで優勝し、
世界どこでも留学できるとなった時に日本を選んで来日し、
大学卒業後野村證券に入社。2016年から現職という、日本通の方です。

ユルマズ氏は、「ジャポニスム復活で観光大国に」とも訴えています。
ジャポニスムとは、19世紀中頃、フランスを中心に欧州全土に広がった、
陶磁器や浮世絵などの日本文化ブーム。
今では日本のアニメやゲームなどのコンテンツが当時の浮世絵の役割を果たし、
第二のジャポニスムになっているというわけです。

日本は観光資源が豊富で、四季があり、雪や海のレジャーも楽しめ、
文化資産も豊か、治安もよくて観光ポートフォリオが大きい国と賞賛。
訪日外国人は年間6,000万人を超える可能性も高いとユルマズ氏は言います。
それだけに、もっと外国人を受け入れる工夫が必要という思いも強いのでしょう。

せっかく興味を持ってもらっている大勢の外国人を、
どう誘致し、おもてなしするか――
一方で、地元民が迷惑する「観光公害」もあり、
今後私たちが直面し続けざるを得ない“宿題”ですね。

いずれにせよ、語学力がますます武器になるのは間違いない時代になりそうです。