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日本人の英語学習者が苦労する6つの壁

2020年3月5日

【流行語大賞 “ONE TEAM” にあやかった?】

新型コロナウイルスに世間が振り回されています。
読者のみなさんも、いろいろな面で本当に大変と思いますが、
どうか疲弊されることのないよう、頑張って乗り切りましょう!


先月17日、2020年東京オリンピック・パラリンピックの
共通スローガン、「United by Emotion」が発表されました。
同時に参考和訳として「感動で、私たちは一つになる。」も示されました。

五輪のスローガンといえば、「より速く、より高く、より強く」が有名ですが、
1988年ソウル五輪から大会ごとに作られるようになったそうで、
前回2016年のリオデジャネイロ大会では「A New World」(新しい世界)、
2018年平昌冬季大会では「Passion.Connected.」(情熱、一つに)でした。
ご存知でした?

「United by Emotion」には、「感動で人々がつながることで、
国籍や宗教、障害などの壁を越え、互いを認め合う共生社会につなげたい」
という思いが込められているそうです。

東京オリンピック・パラリンピックの開催にあたって
(オリンピックは7/24~、パラリンピックは8/25~)、
新型コロナウイルスの影響が心配されていますが、
なんとか無事に開催され、選手のみなさんが
最高のパフォーマンスを発揮されるよう、願わずにはいられません。
そうすれば、黙っていても感動で一つになれるとしたものでしょう。

英語の壁

【“使える英語” を目指そう】

ところで、文句をつけるつもりはまったくありませんけど、
「United by Emotion」について、ネットなどで、
ネイティブには違和感がある表現という声も見かけます。

「Emotion」は複数形じゃないとおかしいとか、
この場合「by」は適切じゃないとか……、
要は、参考和訳の「感動で、私たちは一つになる。」を
“英語に直訳した感” がハンパない、ってところのようです。

私にはその当否を判断できるほどの英語力はありませんが、
ネイティブから見て変な英語は、数えればきりがないだろうと思います。
逆に海外で見る日本語がおかしいと思ったことは、みなさんも経験済でしょう。

名著とされる、マーク・ピーターセン金沢星稜大学教授
(明治大学名誉教授)の『日本人の英語』において、
ピーターセン先生が見てきた限りの日本人の英文のミスの中で、
「意思伝達上大きな障害と思われるもの」が重要な順に取り上げられています。
少し長くなりますが、示唆に富んでいますので引用します。

1.冠詞と数.a,the,複数,単数などの意識の問題.
  ここに英語の論理の心があり,観念の上では,
  この二つ(冠詞と数)を別々に考慮することは不可能に近い.
2.前置詞句.
  英語には前置詞(to,at,in,on,about,aroundなど)が
  きわめて多いので,それによって非常に微細な区別がつけられるが,
  その反面,トラブルメーカーになりやすい.
3.Tense.文法の「時制」.
  日本語には,時制の代りに「相」(aspect)というのがあり,
  tense自体がないというところからさまざまな奇妙な英語が生ずる.
4.関係代名詞.that,whichなど.
  用法は完全に論理的で,基本的には使いやすい品詞.
5.受動態.
  論文に目立つ受動態の使いすぎの問題を考えてみる.
6.論理関係を表わす言葉.
  これには因果関係を表わす言葉(consequently、becauseなど)から,
  もっと微妙な関係を表わす言葉(thereby,accordinglyなど)まで,
  英語にも日本語と同じく非常に豊富にあるが,
  英語と日本語の感覚の違いから使い方に問題が出てくる.

みなさん、いかがですか。
この本は30年以上前の1988年に刊行されたものですが、
今でも十分当てはまる指摘ではないでしょうか。

特に1~3は、日本人の英語学習者にとって非常に大きな壁と思います。
言語と思考は不可分なので、
日本語にない発音の習得が難しいのと同様、
日本語にない思考形態もなかなか身につきません。

「少しぐらい間違ってたって、通じればいいでしょ」
という声があるのもわかります。
私も、それは否定しません。

でもそれは、相手が意味を察してくれる会話のシーンでは、
ある程度許される(通じる)かもしれませんが、
英文だけの場合となると、不自然にとどまらず、
書いた人の意図が不明瞭になったり、
誤解されたりするおそれがあります。

これは、日本語でも文法や語法が正しくない文だと、
私たちが正確に意味を読み取れないことがあるのと同じですね。

正しい英語、使える英語をモノにするには、
頭だけでなく体でも覚えるつもりで、
繰り返し学習していくしかありません。

そして、同じ努力をするなら、より効果が見込める学習法として
強くお勧めしたいのが、語学留学です。

もちろん、留学すれば誰でも簡単に英語をマスターできるなんて、
都合のいいことは言いません。
けれども、日本にいては実現しがたい英語環境に身を置いて
集中して学習できるメリットは、留学ならではです。

留学、海外研修、ホームステイ、ワーキングホリデー……
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出発までの流れをまとめたこちらのページもどうぞご参考に。