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新学習指導要領に沿った初の中学教科書、英語は実践力をより重視

2020年3月25日

【「アクティブラーニング」とはいうものの……】

昨日(3/24)文部科学省が、2021年度から中学校で使われる
教科書の検定で106点が合格したと公表しました。
同年度から実施される新しい学習指導要領に基づいた初めての教科書となります。

主眼は「主体的・対話的で深い学び」(アクティブラーニング)。
そのために、各教科で課題の文章が長くなり、図表が増えたため、
平均ページ数は前回の14、17年度検定分と比べて7.6%増えたそうです(3.24付日経)。

「アクティブラーニング」に関しては、賛否いろいろな声がありますね。

教育現場にいない私の勝手な印象に過ぎませんが、
文科省が提唱する理念は、あたかも「世界平和」のように、
「確かにそれは大事だし、そうなればいい」と、反対のしようがありません。

ところが、それをどう実現するかという各論になると、
「教師の指導力がより重要になる」という専門家の声もあるように、
現場の工夫というか奮闘というか苦労というか、
学力差とは別に、生徒個々人の性格の違いもからむだろうし、
まあとにかく大変だろうなあ、と思わざるを得ません。

個人的には、アクティブラーニング云々という前に、
2018年に刊行され、社会に大きなインパクトを与えた
新井紀子(※)『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』でも明かされた、
読解力のなさをどうにかするほうが先決ではないかと思います。

「主体的・対話的で深い学び」をやろうにも、
問題自体の意味がわからないのでは、前に進みようがないでしょうから。

※数学者。国立情報学研究所社会共有知研究センター長・教授


【「話す」に一層注力】

さて、気になる英語の教科書では、「読む・聞く・書く・話す」の
実践的な力をつける工夫が各社に見られたと報道されています。

即興で話す力を育てるため、自己紹介や自分の日常について、
その場で話す課題を採用した教科書もあったそうです。

その目的やよし!
そして手前味噌を承知で言わせていただければ、
英語の「実践力」を身につけるには、語学留学がとても効果的です。
特に「話す」は、日本ではなかなか得難い環境で鍛えられます。
学校の授業を補完する強力な味方になれると自負しております。

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一向に勢いが衰えない新型コロナウイルスのせいで、
とうとう東京オリンピック・パラリンピックも延期になりました。
100年を超える近代五輪史上で初めての事態です
(中止は夏冬合わせて5回あり、いずれも戦争が理由。
そのうち2回は、1940年の東京と同年の札幌)。

延期は延期であらゆる調整が大変なのは間違いありませんが、
選手や関係者、観客の安全が確保できないのなら、
残念ですがやむを得ない判断と思います。

新年度を迎える学校におかれましても、
新型コロナウイルスに振り回される局面はまだまだ続くでしょう。

特段気の利いたことを言えるわけではありませんけれども、
先生も親御さんも、そして生徒のみなさんも、
感染防止に気をつけて、力を合わせ乗り越えましょう!