お知らせ

本当の意味での教育を知る留学

 

 本格的な寒さがやって参りましたね!弊社ブログをちょこちょことでも
覗いて下さる皆様、お変わりなくお元気にされてますでしょうか?

私事ではございますが、実は昔から教育、特に子供の教育に興味がありまして、
時間と都合があらば、そういったセミナーなどにも参加したりしております。

教育とは言っても、たとえばよく幼少期からの英語教育や、早期能力開発教育なども
ございますが、それらの教育にも大変興味はあるのですが、その一方で、もっと
人が人であるべき根本的な教育と言いますか、共生と言いますか、
たとえば発達に遅れのある子供たちや、肢体不自由の子供たちが今、
ここ福岡では特別支援学級や特別支援学校で学ぶことがほとんどとされているわけです。

そもそもどうしてそういう分け方をしなくてはならなくなったのか、また、
もっと選択の自由はないのか、など調べていくうちに、今の日本の本当の意味での
教育も考えるようになっていきました。

そんなわけでこの週末に参加してみましたセミナーなのですが、
福岡のインクルーシブ教育の今という内容のお話でした。ちなみにインクルーシブとは
“共生”という意味です。
福岡の小中学校のインクルーシブ教育についてのお話しや災害時などの対処法など、
大変すばらしい講話を聴けたわけです。

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(誤解のないように、内容は本当に素敵だったんですよ!)しかしやはり、、何か物足りない、、。
結局その垣根を崩すわけではなく、ハンディーを抱えてらっしゃる方は、こういった場合
にはこうした方が良いなど、子供への声かけ方法などがメインで、当方の期待する
もっともっと根底の部分の話にはあり付けず・・でした。

なぜ共生が日本の教育ではできないのか?
まず簡単な理由として、保護者にあります。出来る子の親は我が子により良い教育を
与えたいわけです。ならば私立に行けば良い話なのですが、昨今では公立での
親パワーも強く、学校も保護者の顔色を気にしているところが見受けられます。
いつからこうなったんだろう?・・

もちろん、特徴のある子自身が小クラスを望んだりする場合は、是非ともそのクラスへ
入れてあげるべきですし、作ってあげるべきです。しかし何が言いたいかと言いますと、
私たち日本人にとって、障害を抱えている人たちは、どこか別人だと思っている方、
実は多いのでないでしょうか?

特に今のご時勢こうやって隔てられた環境の中で子供たちも育っていくわけですので、
この子達が大人になったとき、果たして本当にうまく共存できるの?と思うわけです。
これにはいろいろなご意見があると思います。話し始めればきりがない。多分専門家の
方でも手探りの部分多々あると思います。

さて本題。

以前カナダに住んでいたときに、これまた教育関係の仕事に現地で就いていたわけですが、
現地の幼稚園、小学校へ視察に行く機会がありました。

日本でも最近ではよく耳にするモンテソーリの幼稚園。そして公立の小学校へ出向きました。
そこで衝撃を受けたのは、肢体不自由(車椅子に乗って、正直授業きちんと理解できている
のだろうか?)と感じされる容姿の男の子が、普通クラスに普通にアテンドしていました。
もちろん補助の先生を付けています。

しかし、休み時間になると周りの友達が普通に声をかけ、次のクラスの教室移動を手助けし、
口周りに麻痺があるのか、たどたどしい英語でしたが、友達と笑顔で話すその様を見て、
なんだこの教育環境の違いは!!と思い知らされたのでした。

彼らにとって障害があろうとなかろうと、世の中にはいろんな人がいて当たり前の話で
(人種の違いもそうです)、出来ないところは出来る子が補えば良い、という考えが
小さいときから身についているのだと、改めて福祉や、もっと人として根本的な何かを
垣間見た気がしました。

勉強についていく、成績が良い悪いの前に、小さいときには人間力を養うことが
本当の教育ではないのかなと、当時独身だった当方もおぼろげに思っていました。

カナダだけでなく欧米諸国ではそういった意味でも先進国です。
特にアメリカなどでも、障害があろうとなかろうと、皆同じクラスで基本授業を受けています。
サポートが必要な子には補助の先生もつきます。

普通の子でも、ついていけない授業があれば日本でいう塾のようなことを学校がしてくれます。

みんな違って、みんないい。これを本当に実践できているのは、本当にすばらしいなと思います。

今後子供の教育関係に進んでみたい、または福祉にも興味がある方、その道の専門の学校に
通わずとも、留学期間中にボランティアなどを通じてこういった他国の教育や福祉を垣間見れる
機会が多くあります。留学は何も語学だけを勉強するものではありません。

こういった専門分野でも、世界では実際どうなんだろう?と思えばその時が留学の時です!

いろいろ形の留学を弊社では応援していきたいと思います。
短期留学はもちろん、長期のご留学まで、皆さんの留学の形を是非私たちに聞かせてください。

 

 

 

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