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【留学いろは】日本人はいつから海外留学をしていたのか?

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海外留学が身近になった時代ですが、
皆さん、日本で初めて海外留学をした人ってどんな人かご存知ですか?

史書に残る最古の例を探してみると「善信尼」という女性が『日本書紀』などに登場します。
善信尼は587年に「百済に行って仏教の戒律を学びたい」と願い出ます。

翌年588年に百済の使節が来日した際に、帰りの船に乗って百済に渡り、590年に帰国したそうです。
善信尼が仏教の戒律を勉強するために百済の地を踏んだのは、遣隋使よりも前のこととなります。

また、【留学生】という言葉は、実は奈良時代に既にあったと言います。
読みは「るがくしょう」だったと言います。

留学生(るがくしょう)は、文字どおり「行った先に留め置かれる」学生という意味で、
元々は「十数年から30年以上」も現地で勉強する人のことだったそうです。
これに対して、短期留学の人は「還学生(げんがくしょう)」と呼ばれました。
学問僧の短期留学生の場合は「還学僧」です。

そして欧米圏へ初めて留学したと言われるのが、1871年の岩倉使節団に随行した津田梅子や
大山捨吉らが最初ではないかと言われています。

A01A9011-2B5A-4C7F-8650-9BD8C6B127AF 津田 梅子【1864年〜1929年

特にこの津田梅子は、当時まだ6歳での渡米だったそうで、アメリカで10年暮らすうちに
日本語もすっかり忘れてしまい、帰国後は通訳が必要だったほどだと言われています。

当時の日本は女性が社会へ進出することや、適齢期になると結婚か仕事か?と選択をせざるを
得ない社会で、女性が生きていく上での息苦しさが多くあったそうです。彼女はそんな社会を
変えていくため、日本の女性の教育に邁進したいと現在の津田塾大を作った創始者でもあります。

留学で受けた影響は言葉だけではなく、文化も大きくあったようです。
当時の日本人女性は人前でワハハ!と大声で笑うことなどしなかったそうですが、
津田梅子は人から何か言われても大声で笑っているような、そんな豪快な女性だったそうです。

当時はきっととても斬新で、ちょっと変わった人と見られていたかもしれませんが、
今の時代にも通ずるものがあり、彼女の残したスピーチは、今でも共感されるものが多いようです。

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当時の海外留学は船で渡り、一度出ると家族にもそうそう会えなくなるため、
それはそれは大変な覚悟が必要だったかと思います。

そう思うと、現代に生きる私達はとても恵まれています。
飛行機で渡り、電話やラインなどでも気軽に家族や友達と連絡が取れる時代。

海外が、より身近になった時代だからこそ、たくさん外の世界を見て、
感じて欲しいと思います。

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