お知らせ

音声自動翻訳があれば英会話の勉強は不要?

【日常会話ではまずまずだけど……】

みなさん、あけましておめでとうございます。
よいお正月を迎えられたことと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、本年最初の話題は、音声自動翻訳。
実は昨年の最初も同じテーマでした。

効果的な英語習得法として留学をお勧めしている私には、
音声自動翻訳の存在は大きなテーマです。

『NIKKEIプラス1』(2019.12.14)で、
「翻訳機で外国人と話してみた」という記事がありました。

登場したのは、74言語対応の通訳機「ポケトークS」と、
多言語音声翻訳スマホアプリ「VoiceTra」。

結論だけ言うと、日常会話ではまずまず使えるものの、
主語や目的語があいまいだったり、
一文が長かったりするとミスが目立ったようです。

記事では、NPO法人TOKYO FREE GUIDEの
川本佐奈恵理事長の話が紹介されていました。

「観光情報や文化は事前にインターネットで学べる。
道案内もスマホのナビがあれば大丈夫。
求めているのはそこで暮らす人たちの飾らない話だ」。

そして、記者も次のように指摘していました。

「まずは外国人と接し、話す楽しみを知ることが、
外国語の賢い学び方なのだろう。
それ以上にコミュニケーションでは、
状況や文脈、相手の真意をつかむ力が、
語彙より大切だと改めて感じた」

「日本一の大門松」(福岡県宮若市)

「日本一の大門松」(福岡県宮若市)


【「頑張ったな~」と感じられるかどうか】

私もこないだ、某情報サイトの
編集をしている先輩と話す機会があり、
音声自動翻訳があれば英会話を
勉強しなくて済むと思うか、聞いてみました。

先輩が言うには――

「確かに将来すごい翻訳機が出てきて、
もう十分なレベルになるかもしれない。

でも、想像してみてよ。

商談に来た外国人がいたとして、
Aさんは翻訳機を介して話を進め、
Bさんは、たとえペラペラじゃなくても
日本語で話をしたとしよう。

どっちと仕事したい?」

さて、みなさんはいかがでしょう?
私は「Bさん」と答えました。

日本人が英語を習得するのに
相当な努力が必要なのと同様、
外国の方が日本語を学ぶにあたっても、
大変な努力をされているのは間違いありません。

Bさんにはその苦労がしのばれ、
仕事でもAさんより誠実に
対応してくれるように思えるからです。

まあ、これは合理的な判断ではないかもしれませんけど。

私は、音声自動翻訳を否定するつもりは全くありません。
むしろ、それで十分というニーズを満たせるなら、
すばらしいテクノロジーだと感服します。

ただ、コミュニケーションも深くなるほど、
相手の表情や口調、しぐさなどで“空気を読んで”
言葉の選択を変えたりしますから、
現状では、人間同士が直接話さないと、
まだまだ厳しいのかなと思っています。

英語で“ちゃんと”やり取りできるには、
体験を積み重ねるのが王道中の王道。
それしかないと言っても過言ではないでしょう。
そして、それには360度英語環境に身を置ける留学が最適です。

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よくある疑問にお答えしたQ&Aページもどうぞご参考に。

 

 

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